ハナビラタケMH-3の構造と活性
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ハナビラタケMH-3の構造と活性
 =INDEX=
 [T・ハナビラタケの注目度/ハナビラタケの歴史]
 [U・β-グルカンの種類とその研究の歴史]
 [V・ハナビラタケ由来のβ-グルカン]
 [W・ハナビラタケ由来のβ-(1→3)グルカン。その抗腫瘍作用。]
 [X・経口投与でも実証!]
 [VI・独自路線を歩みはじめたハナビラタケ]
 [ハナビラタケMH-3の軌跡]
 [質問(FAQ)
T・ハナビラタケの注目度/ハナビラタケの歴史

【学術名】Sparassi crispa
ハナビラタケ科のキノコで、日本では夏から秋にかけてカラマツやブナなどに発生する。全体の色合いは、淡黄色から白色で、柄は厚さ1ミリ程度で平たく、高さ10〜30センチでいくつもに枝分かれし、ハナビラのように波打っているのが特徴。登山家や、キノコ愛用者の間では、シャキシャキしておいしいキノコとして知られているが、中国や韓国でも発見しにくい幻のキノコといわれている。


【ハナビラタケの注目度
ハナビラタケは、抗ガン作用や免疫力を高めるβ-グルカンという成分が豊富なことから注目された。中でもβグルカンが100g中に43.6gという他のキノコでは類を見ない多さを誇り、しかも、抗がん性の高いβ(1→3)グルカンの固まり! として脚光を浴びている。余談だが、βグルカンには、β(1→4)、 β(1→6)というものもあり、アガリクスには、β(1→6)グルカンが多く含まれている。
β(1→3)グルカンに関しては、その世界では第一人者である東京薬科大学名誉教授・宿前利郎氏(薬学博士)が20年以上の研究で、効果を明らかにしていおり、そして今なお、新しいデータが蓄積されていっているのが現状である。

因みにβ(1→4)とは、セルロースのことで、紙のことである。


【ハナビラタケの歴史〜天然から人工栽培へ
ハナビラタケは、北関東から北海道の山奥に生える白いキノコである。キノコは本来、湿気が多く陽の当たらない場所に生えるのだが、ハナビラタケはカラマツやブナの栄養等を吸い取り、育つというとんでもない特性を持っている。そのため海外で唯一発見されている北アメリカでは木を枯らす「害」として扱われている。

そんなハナビラタケが注目を集めるのは、埼玉県立熊谷農業高等学校を経由して、株式会社ミナヘルス(埼玉県・妻沼町)が本格的な人工栽培を開始したことに起因する。同社は20余年にわたり、細菌について研究を行っている企業で、医学博士であり会長である中島三夫氏は初めてハナビラタケを見たときから「何かある!」と直感した。
 
[世界初、人口栽培のハナビラタケ(株式会社ミナヘルス)]


そして日本食品分析センターにおいて調査したところ、乾燥100g中に43.6gものβグルカンが含有していたことから、本格的に研究をすることを決意、スタートした。

ハナビラタケの成分分析結果

同社はこのデータを、βグルカンについて20余年にもわたって研究してきた東京薬科大学教授・宿前利郎氏(当時)に委ね、その右腕研究員、大野尚仁助教授(当時)とのチームワークで研究を開始させた。
 東京薬科大学によるβグルカンの解析は、マイタケ・雷丸・オオチャワンタケ・カンシダ・アガリクスにまで及んだが、平成10年の暮れ、ここにハナビラタケが加えられたことで、その後の研究は、βグルカン研究に歴史的1ページを刻んだといっても過言ではない。

まず研究するにあたり、菌の特定を行った。株式会社ミナヘルスは通産省工業技術院生命工業技術研究所に「微生物の表示:ハナビラタケ(茸)MH-3」を提出(受託番号:FERM P-17221)し、以降MH-3株ハナビラタケを菌の特定とした。菌の特定をすることは、重大な理由がある。

@常に基準をはっきりさせ、研究されたデータの不揃いを避ける
A最近多い、いろんなデータの継ぎはぎや、都合の良いデータの作成を行わない(されない)ための自衛


研究者としては、当然のことなのだが、現在、これを正しく行っている企業は少ない。
こうして研究された最初の内容は、日本薬学会第119年会(徳島)で「ハナビラタケ由来の抗腫瘍性βグルカンの構造と活性」として発表された。
実はこの時すでに、ハナビラタケのβグルカンは、β(1→3)グルカンであることはわかっていたのだが、前の研究を発表する頃には、次の新しい研究結果が出てくるというタイムラグによるジレンマがあったと、宿前教授は語っている。


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※このホームページは、『きのこ健康読本2』『同3』『同4』『βグルカンの魅力-抗腫瘍剤の研究。マイタケからハナビラタケへ』『2002-2003健康・栄養食品事典』 (いづれも東洋医学舎刊)を参考に作られています。

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