ハナビラタケMH-3の構造と活性
ホームハナビラタケMH-3の構造と活性β-グルカンの種類とその研究の歴史
ハナビラタケMH-3の構造と活性
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 [T・ハナビラタケの注目度/ハナビラタケの歴史]
 [U・β-グルカンの種類とその研究の歴史]
 [V・ハナビラタケ由来のβ-グルカン]
 [W・ハナビラタケ由来のβ-(1→3)グルカン。その抗腫瘍作用。]
 [X・経口投与でも実証!]
 [VI・独自路線を歩みはじめたハナビラタケ]
 [ハナビラタケMH-3の軌跡]
 [質問(FAQ)
U・β-グルカンの種類とその研究の歴史

【β-グルカン】グルカンの種類
キノコ類に優れた抗がん作用があることは、経験的にも古くから知られていたことだが、キノコの成分の何に抗がん作用があるのかが究明されたのは20世紀に入ってからのことである。そして不消化性多糖体のグルカンにその謎が隠されており、それがβ-グルカンであることがわかったのも、ごく最近である。

βグルカンとは、構造によって抗腫瘍効果が異なる多糖体をいい、ひとくちにグルカンといっても種類は多く、アミロース、グリコーゲン、デキストリン、セルロースなどがその代表にあたる。

グルカンは大きくα-グルカンβ-グルカンに分けられるが、デンプンやデキストリンなどはα-グルカンになる。β-グルカンはさらに種類があり、β(1→4)β(1→6)β(1→3)などに分れ、それは単糖の結合の仕方によって多糖の構造が違うことを意味している。(図1)
β(1→4)グルカンというのは、セルロース(紙)のことで、また、自然界の菌類には抗がん作用があまりないβ(1→6)グルカンも多く存在する。(アガリクスは、その典型)

では、抗がん作用があるのはどの型のβ-グルカンか――それはβ-(1→3)-D-グルカンであることが新しい研究で明らかにされた。
【β-グルカンの歴史と研究】
人間の免疫力を高めてガン治療をする試みは、古くから行われてきた。
キノコに含まれるβ-グルカンが抗がん物質として華々しく世に出たのは20世紀も半ばの頃で、当時、多くの研究者たちがβ-グルカンの研究に魅せられ、研究に明け暮れていた。

一方、日本の菌類β-グルカンが、医学薬学領域で注目されたのは、1960年代まで遡るといわれている。
そして1975年から相次いで、ガンの治療薬が開発されました。それが「クレスチン(PSK)」(カワラタケ由来)、「レンチナン(LNT)」(シイタケ由来)、「ソニフィラン(SPG)」(スエヒロタケ由来)の3種類であった。

しかし当時、β-グルカンは動物実験において、マクロファージ・T細胞・NK細胞などに対する免疫増強作用があることは確認されてはいたものの、まだ、その型・構造・作用についての詳しい研究は遅れていた。しかもその頃、「β-グルカンの抗がん作用には三重ラセン構造が必要である」という説が流れ、激しかったβ-グルカンの研究合戦は終息へと向かい始め、さらには「β-グルカンは注射ならば抗がん作用を発現するが、経口(内服剤)投与では効果がない」との説も流れ、β-グルカンによるガン免疫療法の研究は次第に人気を失っていった時期でもあった。

一方では当時、各製薬メーカーが新しい強力な抗生物質の開発に乗り出し、新薬の開発合戦が始まっていった。
検査機械や手術器具の進歩とも相まって「ガンは切るもの」ということになり、外科手術が盛んに行われるようになっていったのもこの時期である。

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※このホームページは、『きのこ健康読本2』『同3』『同4』『βグルカンの魅力-抗腫瘍剤の研究。マイタケからハナビラタケへ』『2002-2003健康・栄養食品事典』 (いづれも東洋医学舎刊)を参考に作られています。

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